からだの使いにくさ
不器用さは練習量では変わりにくく、道具とやり方を変えるほうが早く効きます。手先・着替え・姿勢の3方向から選びました。
かんたんにいうと
- ぶきようさは、なまけではありません。
- れんしゅうより、道具をかえるほうが早いことがあります。
- 「できた」がふえることが大事です。
練習量では変わりにくい
発達性協調運動症(DCD)は、5〜11歳の子どもの5〜6%にみられるとされる特性です。日本ではあまり知られておらず、「不器用なだけ」で片づけられがちです。
大事なのは、練習量を増やすことが必ずしも解決にならないという点です。同じやり方で回数を重ねても、うまくいかない経験が積み重なるだけになることがあります。
有効なのは3つの方向です。
- 道具を変える(力が要らない、ずれない形にする)
- やり方を変える(工程を減らす、順番を1つずつにする)
- 求める到達点を変える(「上手に」ではなく「参加できる」)
選ぶときの基準
| 見るところ | 考え方 |
|---|---|
| 力が要らないか | ばね付き、軽い、少ない力で動くもの |
| ずれないか | 滑り止め、固定できるもの |
| 工程が減るか | ひも→面ファスナー のように、動作の数そのものが減るか |
| 本人が使えるサイズか | 大人向けを小さくしただけのものは合わないことがあります |
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1学習はさみ(右手用・左手用)
選んだ理由刃が短く、力が伝わりやすい設計です。右手用と左手用が分かれています。
気をつける点はさみ自体が使えるようになるための道具ではありません。持ち方の練習は別に必要です。
2面ファスナーのスニーカー
選んだ理由ひもを結ばずに履けます。朝の支度の時間を短くしたい場合の定番です。
気をつける点面ファスナーは使ううちに粘着力が落ちます。サイズが合わないと逆に脱げやすくなります。
3バランスディスク(座面にも使える)
選んだ理由椅子の上に置いて座面に使う人もいます。空気の量で不安定さを調整できます。
気をつける点運動が苦手な子には難しく感じられます。座面に使う場合、かえって集中しにくくなる子もいます。
4子ども用のなわとび(長さ調節つき)
選んだ理由長さを体に合わせられます。縄が長すぎて引っかかることが「跳べない」原因になっている場合があります。
気をつける点跳ぶ動作そのものが難しい場合は、道具を変えても解決しません。学校の課題になっているなら、先生に相談するほうが先です。
5足裏用のドーム型クッション
選んだ理由椅子に座ったときに足を乗せられます。足が床に届かずぶらぶらしてしまう場合に、足裏の支えをつくれます。
気をつける点レビューは75件です。本来は足裏をほぐす用途の商品で、足置きとして使う場合は高さが合うか確かめる必要があります。
6面ファスナーのキッズスニーカー(定番ブランド)
選んだ理由ひもを結ばずに履けます。朝の支度でひも結びに時間がかかる場合に、工程をひとつ減らせます。
気をつける点5000円台で、この分類の中では高いほうです。サイズが合わないと歩き方に影響するため、実店舗で合わせてから同じサイズを買うほうが確実です。
7家庭用トランポリン
選んだ理由体を動かしたい気持ちを家の中で発散できます。外に出られない日や、じっとしているのがつらい時間帯の逃がし場所になります。
気をつける点8000円ほどで場所も取ります。集合住宅では、静音タイプでも下の階への音が気になります。使用中は目を離せません。
8はしの練習用リング付きはし
選んだ理由指を入れるリングが付いていて、指の位置が決まります。手先の動きがまだ難しい段階での選択肢です。
気をつける点リングに頼る持ち方に慣れると、通常のはしへの移行でつまずくことがあります。外す時期は様子を見て決める必要があります。
9左手用の練習はし
選んだ理由左手用として作られています。右手用を左手で使うと角度が合わないため、左利きの場合はこちらが扱いやすくなります。
気をつける点レビューは80件です。キャラクターの絵柄があるため、好みが分かれます。
10ボタンやひもの練習ができる布のおもちゃ
選んだ理由ボタン・ファスナー・ひも結びが1冊にまとまっています。服を着ながら練習するより、落ち着いた場面で手先だけに集中できます。
気をつける点対象年齢が低めに作られています。年齢が上の場合、絵柄が幼く感じることがあります。
価格・評価は2026-08-20時点の目安です。変わることがあるため、最終的なご確認はリンク先でお願いします。
ここに挙げたのは、用途が合うものをレビュー件数を参考に選んだものです。効果を保証するものではありません。合うかどうかは一人ひとり違います。
気をつけたいこと
道具は「できないことをできるようにする」ものではありません。 面ファスナーの靴を履いても、ひもは結べるようになりません。それでいいのです。
DCDのある子が失うのは、能力より自信です。人前でできない経験を繰り返すことのほうが、長い目で見て深刻です。工程を減らして「できた」を増やすことが、道具のいちばんの役目だと考えています。
出典
- 商品情報は楽天市場の掲載内容にもとづきます(2026-08-20取得)
- ステルスマーケティング規制(消費者庁)↗